両面自動販売機
おとといの夜、電車の中で何となく思いついてツイートしたのですが、
「飲み物の自動販売機って、両面型にした方が電気の節約になるんじゃなイカ?」
読み返してみると、我ながら随分と突拍子のないアイデアでした。これは改めて解説をブログの方に書かなければ…と思っていたところです。
この思いつきの発端は、JRの駅で今でも使用中止になっている「次世代自動販売機」でした。大きな液晶画面をもち、前に立つとお勧めの飲み物を教えてくれるという大型の販売機ですが、震災以降、今になっても再開の気配はありません。
これを見るとどうしても「確かに電気を喰いそうだからなあ…『節電時代』になる前の時代の徒花だったのかな」という印象を抱いてしまいます。
でも…そんなことはない、いや、そんな印象で決めてはいけないと思います。
節電するというのは、単に灯りを消したり、電気機器を止めるだけのレベルであってはならない。「いかにして電気を効果的に使うか」、もっと頭を使わなければならないはずです。
では具体的に「次世代自販機」の場合はどうでしょう。
ニュースなどによれば、この次世代自販機、通常の自販機より二倍、あるいは三倍の飲み物が売れていたようです。
それなら「よく売れる自販機はそれだけ省エネになる」という可能性は考えられるでしょうか。
ええ、おそらく省エネになると思います。売れ行きが良い自販機なら、商品が補充されてから売れるまでの「滞留時間」が短いですから、飲み物一本あたりの消費電力はそれだけ少なくなる筈です。
「でも、よく売れる自販機は内部の容量を大きくする必要があるから、そうすると滞留時間は通常の自販機と変わらないんじゃない?」
それならそれで、やはり省エネには有利です。
家庭用の冷蔵庫の場合、容量が倍になっても消費電力は倍にはならないといいます。物体の体積は表面積の二乗に比例、つまり、体積が倍になっても表面積は倍にならないので、大きい物体ほど保温・保冷には有利なのです。
自動販売機もおそらく同じでしょう。二倍の売れ行きを誇る二倍の大きさの自販機のほうが、普通の自販機を二台置くよりも省エネになる筈なのです。
…というところまで考えたところで、思い浮かんだのが「両面自動販売機」だったというわけです。
特に、駅のホームには、二台の自販機を背中合わせに設置している場所があちこちにあります。これを一台の両面型に置き換えれば、便利さはそのままで節電になるでしょう。
(補足)
ここまで書いたところで、「次世代自販機」で検索してみたら、開発チームのブログが公開されていることに気付きました。
http://www.acure-fun.net/blog/innovation/
仙台駅では一足先に復活し、節電機能まで装備されたんですね。もうすぐ首都圏でも…と期待しています。
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