おととい、昨日と……
新潟県の方では地震の被災者の皆さんが大変な避難生活を続けているというのに、私のブログの記事は銀座で麻雀を打っていた話…。正直なところ、やはり罪悪感というものはあります。
ブログ書きの端くれとなった自分としては、どうしても悩むところです。天災と被災地への思いを感情のままにブログの上に書き綴るべきなのか、それとも、被害とは無縁の自分は普段どおりに毎日の記事を埋めていくべきなのか…。
で、ふと思い出したのは「正解というのは無いんだから、ここは自分の感性で判断すればよいですよ」…これは、おとといの麻雀教室で、どの牌を捨てるか悩んでいた私への、ありすさんの指摘でした。これは麻雀に限らず、色んなことに言える話ですね…。
今回特に被害がひどかった小千谷市。私は2回訪れたことがあります。自分の旅行記サイト「新日本奇行」にも、そのときのことを綴りました。
あの思い出をひもといて、今日は記事を書いてみたいと思います。
私が小千谷を訪れた理由は、JRの水力発電所の貯水池を見るためでした。東京の朝のラッシュ時に、この貯水池は水位がどんどん減っていく、という話を聞いて、見てみたくなったのです。
夏の早朝、朝焼けの中に静かに横たわる貯水池と、その向こうに広がる風景、美しかったです。
しかし、貯水池の構造をよく観察した私にとっては、今回の地震で一番心配だったのは、この貯水池が無事で済んだかどうかでした。
小千谷の市街地の南、丘陵地帯の中腹の傾斜地に、長い堤をぐるりと囲んで作られた貯水池です。しかも、水力発電の位置エネルギーを稼ぐために、かなりの高台に位置しています。もし、この堤が地震で破壊されたら…貯まっていた水が一気に市街地に流れ込んで、大災害になっていたかも知れない…。
今回の報道では、このJR発電所については全くといってよいほど触れられていないので、多分無事だったのでしょう。この発電所、戦前に作られたという古い施設ですから、ちょっとやそっとの地震や空襲ではびくともしないように作られているのかも知れません。
発電所の話といえば、(小千谷からは離れますが)東京電力の柏崎刈羽原子力発電所のことも、今回の地震で気になりました。原発めぐりが趣味の一つである私は、PR施設の展望台から、7つ並んだ原子炉を眺めたことがあるのです。
柏崎刈羽発電所のサイトを見ると、リアルタイムモニタの測定値を見ることができます。ここ数日、時々このページをチェックしていたのですが、発電出力も放射線モニタの値も、地震前と地震発生時とで何も変わるところはありませんでした。グラフを見ている限り、この発電所が強い揺れに見舞われたとは、まるで想像がつきません。
さすがは耐震設計の原発というべきなのか、それとも、地震なのに運転を平気で続ける原発は怖いと思うべきなのか…いずれにしても、この発電所は普段と変わらず、東京向けの電気を淡々と作り続けているのです。
話を小千谷に戻して…
晩秋の小千谷を訪れたときのこと。夕方に長野へと出発しようとする前に、市役所のすぐ近くにあるモスバーガーで食事しました。
このモスバーガー、旅先で入ったことのあるモスの店の中でも、自分ではかなりの高評価をつけています。今でもあの店の様子を、鮮やかに思い出すことができるのです。
小さな店で、座席数は確か20足らず(4人席が3組と2人席が2組ぐらいだったかな)。店自体は新しいのに、路地裏の古いモスの店によくありがちな、小さな小さな喫茶店的な規模…。やはり、このぐらいの大きさだと落ち着けます。
客室は小さくても窓はとても大きく、雨上がりの夕方の日差しが店内を明るく照らしていました。
カウンターのところでは、店員のおばちゃんとテイクアウト客のおばちゃんが軽く井戸端会議状態でした。…東京近郊の店で同じ事をやられたら本部へ投書もの(というのは大げさか)ですが、この小さな町の小さなモスでは、本当に「井戸端」みたいな、ほのぼのとした空気に感じられたものです。
現時点でモスバーガーサイトの「店舗検索」をかけてみると、小千谷店と長岡市内の2店には「地震の影響により臨時休業しています」と記されています。
今の小千谷市街は大変な状態みたいですから、少なくともライフラインの復旧までは営業再開は無理でしょう。それに…あの明るい日差しの大きなガラス窓、多分粉々になってしまったんだろうな…。
地震の被災地の一刻も早い復興と…、そして、あの小さくてほのぼのした小千谷店が、無事に元の姿を取り戻すことを、心から希望しております。
追記
先程、モス店舗検索をもう一度チェックしてみましたら、長岡の2店のうち1店が「臨時休業」から「営業時間を変更することがあります」に更新されていました。
被害にあった3店の復活を見守りたく、この3店のページを、3店とも復旧するまでの間、「好奇心リンク集」に加えることにいたします。
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